乳がん検診のおすすめ

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乳がん罹患者数が急増しています

胸部CTを受けるている様子の写真

1年に1回は乳がん検診を受けるように心がけましょう

毎年9万人以上の女性が乳がんにかかっています。これは9人に1人の割合でかかっていることになります。40歳以降の方に多いのですが、20歳〜30歳代の若年層からも発見されています。

早期に見つかった乳がんの90%は完全に治すことができます。また、乳房全部を取り除かずに、しこりなどの病変を含んだ乳腺の一部のみを切除する乳房温存療法が選択できる可能性も大きいので、早期発見は非常に重要です。

1980年〜2018年の乳がん罹患者数の推移グラフ
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」

マンモグラフィと乳房超音波との違い

※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

マンモグラフィ 乳房超音波
特徴 乳がんの初期症状の1つである
微細な石灰化(非腫瘤性)を
映し出すことができます
腫瘤(しこり)を見つけることができます
対象
  • 乳房が大きくて深部など
    超音波が届かない方
  • 閉経後で乳腺が萎縮して
    脂肪に置き換わっている方
  • 放射線被曝を避けたい妊娠中の方
  • 若年の方
  • 乳房に痛みがあり圧迫に耐えられない方
平成16年4月から厚生労働省は、
40歳以上の女性に対して2年に1回、
マンモグラフィによる乳がん検診を
推奨しています。
乳腺組織の発達した若い女性の場合、
マンモグラフィでは小さながんが
発見されないことがあるため
1年に1回の超音波検査をお勧めします。
所要
時間
5〜10分 5〜10分
検査
方法
乳房を2枚の圧迫板ではさみ、X線撮影します 乳房の上から超音波をあてて観察します

※上表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

マンモグラフィ画像

右中部の腫瘤のマンモグラフィ画像
右中部の腫瘤
左中部の腫瘤のマンモグラフィ画像
左中部の腫瘤
左中部の石灰化のマンモグラフィ画像
左中部の石灰化