医師と一緒に禁煙治療しませんか?
「タバコはやめられない」があたりまえ
タバコに含まれるニコチンは麻薬と同様に強い依存性をもつ成分です。このため、長期間喫煙していると禁煙したくても「ニコチン依存症」という病気になり、自分の意思だけでは禁煙することができなくなります。
タバコと深く係わる病気
タバコは肺炎や肺がんとだけ関係があるのではありません。
タバコは肺炎や肺がんと関係があると思われがちですが、喉頭がんなどは40倍以上発症の危険性が高まります。また、男性ではED、女性では妊娠・出産(乳幼児突然死症候群など)・骨粗しょう症とも大きな関係があります。他にも、うつ病・慢性閉塞性肺疾患(COPD)とも関係が深く、肺以外の病気の原因にもなるのが特徴です。脳卒中・心筋梗塞・動脈硬化・糖尿病・高血圧・メタボリックシンドローム・胃潰瘍など多くの生活習慣病と関係しています。
禁煙しても、すぐ影響がなくなるのではなく、喫煙の影響が消えるまで6〜9年程度の期間が必要といわれていますので、早めに禁煙を決意することが大切です。
ニコチン依存症チェック
タバコを吸っている人はあなたのニコチン依存性をチェックしてみましょう。
以下の質問で5点以上であれば、ニコチン依存症と判定されます。(はい=1点 いいえ=0点)
※下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
問1 | 自分が吸うつもりよりも、 ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
はい・いいえ |
---|---|---|
問2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、 できなかったことがありましたか。 |
はい・いいえ |
問3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、 タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることがありましたか。 |
はい・いいえ |
問4 |
禁煙したり本数を減らしたときに、
次のどれかがありましたか。
|
はい・いいえ |
問5 | 問4でうかがった症状を消すために、 またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
はい・いいえ |
問6 | 重い病気にかかったときに、 タバコはよくないとわかっているのに 吸うことがありましたか。 |
はい・いいえ |
問7 | タバコのために自分に 健康問題が起きているとわかっていても、 吸うことがありましたか。 |
はい・いいえ |
問8 | タバコのために自分に 精神的問題が起きているとわかっていても、 吸うことがありましたか。 |
はい・いいえ |
問9 | 自分はタバコに依存していると 感じることがありましたか。 |
はい・いいえ |
問10 | タバコが吸えないような 仕事やつきあいを避けることが 何度かありましたか。 |
はい・いいえ |
※上表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
対象者
保険診療で禁煙治療を受けられる方は、
- ニコチン依存症のチェック表が5点以上
- 一日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
(35歳以上の方。35歳未満の方は、この条件はありません。) - 直ちに禁煙しようと考えている