保健看護部長からの挨拶
人にやさしく思いやりのある心
当センターは、昭和53年に開設以来、全国の赤十字医療施設の中で独立した健診機関として、多くの皆様の健康管理に取り組んでいます。受診者の皆様に安心で安全な健診を受けていただくためには、予防医療施設としての質を担保していかねばなりません。その時代に合わせ、検査の精度管理や健康支援の品質管理が適切に行われるよう事業を推進し、継続していくことが求められています。
このことから保健看護職一人ひとりが、受診者の皆様に寄り添い、確かな技術や知識に裏付けされた健診や健康支援サービスを提供するために、組織をあげて人材育成に取り組んでいます。
これからも個々のワークライフバランスを尊重したキャリア開発の支援に取り組み、育児や介護・学業等と両立しながら明るく働きつづけることができる職場環境づくりに努めたいと思います。
予防医療に興味のある方や育児をしながらも自分自身のキャリアを磨きたいと思っている方も、是非一緒に働いてみませんか。
保健看護部長
盛川 恵美子
理念
私たちは、すべての人の人権を尊重し、グローバルな視点を持ち、赤十字の基本である『人にやさしい思いやりのある心』を持って、保健・看護サービスを提供します。
方針
- すべての人の健康や生活の質の向上を目指し、継続的な支援を行います。
- 保健や看護の専門性を発揮し、事故のない安心で安全な看護サービスを提供します。
- 質の高い保健・看護サービスを提供するために自己研鑽に努めます。
実践目標
単に疾病の早期発見だけではなく、健康を支援するために、常に最高水準の看護サービスが提供できるように、保健指導の技術を磨き、知識を深めることに努めています。そのために、専門職のアプローチとして、「Quality」「Care」「Coordinate」の3つの「QCC」を実践目標としていています。また、受診者やスタッフが安心・満足して過ごせるような環境をつくることを目指しています。
Quality
- 受診者のQOLの向上
- スタッフのQWLの向上
- 看護の質向上
Care
- 受診者ニーズに応じたケアの提供
- 生活背景を視野に入れたケアの提供
- 安全と安楽を目指したケアの提供
Coordinate
- 受診者と適正な医療・社会資源との調整
- スタッフ間の調整
- 地域・職域における保健事業との調整
組織と業務内容
保健看護職部門は、保健看護課・健診保健課・外来看護課・お客様サポート課・地域産業保健課からなる5課10係の組織です。
下図は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。
保健看護課
人間ドック事業にて保健・看護領域全般に関与し、また健康増進部と連携し特定保健指導等にも取り組んでいます。
健診保健課
施設内・施設外の健康診断に関与し、5がん検診や特定健診・生活習慣病健診・特殊健診等に取り組んでいます。
外来看護課
外来看護係では、保険診療外来(消化器、代謝、呼吸器、再検査など)にて人間ドック・健診後のフォローアップ目的で、再検査や精密検査、生活指導を行い、内視鏡看護係では、上部・下部消化管内視鏡検査など、安心・安全な検査が受けられるように支援しています。
お客様サポート課
お客様相談係と健康情報係にて受診者サービス及び総合精度管理・医療安全管理(感染管理を含む)の事務局として人間ドック事業・健診事業・外来事業の前方支援・後方支援を行っています。
地域産業保健課
産業保健事業や事後指導、講演、健康セミナー、特定保健指導等をおこなっています。
教育体制
教育システムは「赤十字のキャリア開発ラダー」を導入し、保健看護職個々人がキャリアアップできるよう継続教育のシステムを整備しています。健診施設独自の新人教育に取り組んでおり、現在は中途採用者を含めたOJT教育体制の充実を図り、チューターシップと補助アサイメント制を併用した教育を行っています。
継続教育としてセンター内での研修だけでなく、熊本県看護協会主催の研修や熊本県産業保健総合支援センター等の外部研修にも参加する等自己研鑽を支援しています。
教育目標
- 受診者へ最良の保健・看護サービスが提供えきるような保健看護職を育成します。
- キャリア開発ラダーシステムに基づいて、保健・看護実践能力が高められるように保健・看護実践、管理、教育、研究に必要な「知識・技術・態度」に関する学習の機会を提供します。
- 保健・看護の専門職業人として、自己啓発と自己研鑽に努め、学習したことを実践に活かせるように支援します。
- 保健看護職として、より感性を磨き、相手に寄り添えるように、人間として成長することを支援します。
- 保健看護職として、人との関りを大切にし、社会人として円滑な人間関係を築くことができるよう支援します。
研修内容と位置づけ
赤十字医療施設キャリア開発ラダーを柱として、OJT・内部研修・外部研修・学会発表へと個人のモチベーションとスキル向上に向けた教育体制を基本としています。
赤十字施設キャリア開発ラダーの全体構造図
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